美術科 日本画コースDepartment of Fine Arts Japanese Painting

小松莉子|最果て

この作品では、生死が共存する私たちの世界と、そこから外れた自然の摂理に反した世界、そこに身を置く主人公を、主人公の視点を取り入れながら描きました。上部分は一見すると清潔だけど冷たく、生死、時間に縛られている現実世界を表現しています。一方で下部分では、孤独で暗い、時間が存在しない世界に身を置く主人公の流した血やわずかに残った情熱を描きました。