美術科 テキスタイルコースDepartment of Fine Arts Textile

佐久間蒼|滔々と、流動
福島県出身
安達大悟ゼミ
H1800 × W5000mm 絹、化学染料

大人になったことで、日本の伝統への関心が高まった。特に着物は飾った時も着用した時も、紋様を美しく見せてくれる。そこに注目し、着物だからできるデザインを目指した。本作は、時に静かに、時に激しく動きを見せる波の繰り返しをイメージした。やがて大きな変化を起こし、周囲に影響を及ぼす。シンプルな図形による紋様が、着物の形が醸し出す凛とした美しさと相まって、見る人の興味を惹くことを願う。