2021夏のオープンキャンパスは7月31日(土)、8月1日(日)の2日間開催しました!
その様子を中の人(筆者)目線で、レポートしようと思います!
前回の春のオープンキャンパスに引き続き、今回も365体育博彩_篮球比分¥直播官网感染症予防対策のため、完全予約制での開催となりました。
参加者の皆さんには、事前にWebサイトよりお申し込み当日来場いただきました。(余裕がある場合には、当日のお申し込みも可能です。)
なお、安全なオープンキャンパス開催のため、本学では以下のような取り組みを行いました。
?個別相談での机上アクリルパーテーション設置
?説明会の講義室、学生食堂等での座席数制限
?各学科コースでは来場者の参加証QRコードの読み取りを行い、訪問履歴を記録
?遠方からの無料送迎バスの座席数を半数以下に設定し、ガイドライン沿って運行
?スタッフの不織布マスク着用?体調管理の徹底
?各施設での換気、消毒の徹底
来場者の皆さんも、上記の取り組みにご協力いただきまして誠にありがとうございました。
さて、それではオープンキャンパス当日の様子をレポートしていきます!
晴れ間と曇り空が絶妙なバランスの1日でしたね。暑すぎない2日間で良かった良かった?(暑いの苦手)
まずは、正面広場から鏡橋を渡り、大きい三角屋根の建物の「本館」へ!
橋の前ではテントを出し、スタッフが予約方法をご案内する特設スペースも設けました。
そして、正面入口から入るとすぐに受付があります。入場待ちができてきたので、少し早めにオープン!
いざ芸工大のオープンキャンパスへ!!
受付では予約時に発行されるQRコードを提示するだけでOK!便利な時代になりましたね。
ちなみに、大学スタッフは黒いTシャツ(黒子ですからね)。大学の主役 16学科コースの学生?先生はそれぞれのイメージカラーが学科コースに設定されていて、カラフルなTシャツ姿になっています。
最新の大学案内?募集要項等が入った夏のオープンキャンパスオリジナルバッグやアンケート、熱中症対策の水のペットボトル等を各自で受け取り、その後は自由に好きなところを見てまわることができます。
余談ですが、例年トートバッグは春と夏でカラーチェンジしてます!今年は、『春:エメラルドグリーン』?『夏:イエロー』に!(来年は何色にしようかなぁ~)
入口での手指消毒や、線に沿っての整列など、様々なご協力ありがとうございました!
それでは、受付のある本館1階付近からご紹介!
受付付近の展示スペースでは、春に引き続き美術科の工芸?彫刻?テキスタイルの3コースが出張展示を実施!
向かいのスペースでは卒業生の作品(普通~に展示されてますが、実はかなりの貴重品!)も間近で見ることがでいました。近くを歩くときは緊張しました???。
終日学生スタッフが、興味を持っていただいた方へ丁寧に案内していました。当日はバタバタしていて写真が撮れず、オープン前の無人の写真です。ごめんなさい…。
ここで興味を持った高校生は、少し離れた新実習棟のブースも訪問してくれたようです?
また、本館では全体企画として毎年恒例の「大学全体説明会」と 「入試説明会」 を開催。初めて芸工大に来た方、芸工大を調べ始めたばかりの方等にとって、芸工大の特徴や魅力、芸工大の入試情報をわかりやすく、効率よくゲットできるおススメ企画ですね。
みなさん、真剣に聞いていただけるので、我々の説明にも熱が入ります!(ちょっとだけ時間をオーバーしちゃうのはご愛嬌ということで)
こちらもソーシャルディスタンス確保のため、席を一つ飛ばしでとし、入りきらない方々は同時配信でご覧いただけるサテライト会場へご案内しました。
最後に拍手までいただいて感謝感謝です(実はプレゼンターとしてはめちゃめちゃ嬉しい瞬間)
写真は、ちょうど学長が冒頭に挨拶をしているシーン。今年はこの社会情勢の中、わざわざ芸工大にお越しいただいたみなさんに向けて、熱いメッセージをお届けしました!
以下は同時配信したサテライト会場の様子。たとえ配信でも、この大学の想い、魅力は十分に伝わったはず!
また、本館7階では特別企画としてテキスタイルコースがゆかた展『涼風』を開催。まさにこの季節に合った展示?
絶えず人々の暮らしに密接にかかわってきたテキスタイル(織物、布地、繊維素材)という分野は、その国の歴史や文化を映し出す”鏡“のような存在だとしみじみします。
この世にテキスタイルと関わることなく生きている人は一人としていません!常に文化の中心にあるような分野ですね。
本館2階の講義室では個別相談コーナーを設置。入試や学科のことだけでなく、365体育博彩_篮球比分¥直播官网、奨学金等の大学全般についてのお悩みも、大学スタッフとじっくりお話しいただけます。
お話を聞いていると、みなさん実にいろいろな悩みがあるモノです。不安なコトを、不安のままで受験する???。コレって結構危険です。どんな些細なことでも、この場で解決しましょう!
「大学って何着ていけばいいんですか?」「学食ってうまいですか?」なんて質問も。こんなことでも高校生には切実だったりしますよね。どんな質問でもイイんです!イイんです!
さて、本館を飛び出し、いよいよ16学科コースのブースを紹介!この日のために、先生や学生がいろいろなアイディアで、学科や分野の魅力を体感できるプログラムを盛りだくさんご用意しました!
ご紹介できるがほんの一部なのが悔やまれます???。
まずは、芸術学部文化財保存修復学科と、歴史遺産学科へ行ってみましょう!
本館を出るとすぐに駐車場に特設テントが!
【古より学ぶアート】という名の体験型のブース。言わずと知れた この分野では国内トップレベルの施設や研究員が勢ぞろいしているのが、この文化財保存修復学科です。そんな学科の学びをテントで体験できてしまうという。
んっ? なにやら見覚えのあるシルエット。高校生に交じって学長がこんなところにw。そして、手には”蓮弁(れんべん)”(仏様の台座にある装飾)。
筆者にとっては何気ない日常風景ですが、実は芸工大のスゴイところ。普段からに学長が講義して、普通に学内を歩いてて、学食で学生とご飯食べてて???。
先生がとてつもなく身近な存在なんですよね。学長がこの身近さですからねw(筆者は都内の大学出身ですが、自分の大学の学長を生で見たのは入学式と卒業式の2回だけ。ツチノコ的?な存在でした)
アート、サイエンス、アカデミック???文化財保存という分野は、さまざまな角度から美術と触れることができる非常に稀有な存在だと実感します。
その隣には、歴史遺産学科のテントが併設されていました!
学長に負けず劣らずのインパクトがこの熊のはく製(ガオッー)と縄文土器(こねこね)が!
民俗学、文化人類学、環境学を専門とし、マタギ文化に精通している田口先生は熊などの野生動物の習性にも詳しく、さまざまな熊コレクションもあるとか!
ここで学べるのはタダの歴史ではないんですよね。一般的な史学系の学部では、ただ座学で過去の事実を知識として頭に入れていく作業が中心ですが、ここでは民俗学や人類学、考古学など様々な学びを織り交ぜながら、体験を伴った“生の歴史”を学びます。縄文文化を学ぶために発掘作業に赴いたり、土器を制作したり。フィールドワークの質量は国内随一。
歴史は教室の中にあるんじゃない、外(フィールド)にあるんだ!超絶アクティブ史学!これが芸工大の歴史遺産学科なんです。
熊って部位によって毛の手触りが違うって知ってました?
そのテントの先にはカーペットが。不思議な力に誘われ足が勝手に???。あら、素敵な学生さん。
気付けば文化財保存修復センターが目の前に。
この施設は、文化財保存修復学科、歴史遺産学科が使用しています。
ここには文字通り、さまざまな機関からの修復依頼として貴重な文化財(本物!)が日々運び込まれます!本来であれば、美術館や博物館などでガラス張りの箱の中でしか目にできないようなものも手に取りながら学べてしまいます。 文化財保存修復学科の先生たちは現役の修復士でもあります。本物だらけw
文化財保存修復学科 杉山先生(専門:東洋絵画修復)による学科説明。柿田先生( 専門: 古典彫刻修復)、米田先生( 専門: 西洋絵画修復)もいる―。
よくよく考えてみると、この学科は全部できるのですよね、平面(東洋も西洋)も立体も!
別室では歴史遺産学科 北野先生、竹原先生による学科説明。
数か月後には、重要な文化財として博物館に寄贈されるような出土品が教材になってしまうなんて!
さて、文化財保存修復センターを後にして、見えてくるのが芸術実習棟。
ここにブースを構えるのが、美術科日本画コース、洋画コース、版画コース、総合美術コース!
まずは、日本画コースから。
昨年の総合型選抜入試[専願型(現:専願体験型]を受けた受験生の作品が壁にびっしり!各入試区分での出題内容や傾向もわかりやすく掲示されていました。
そして、各学年でどんな演習をしているのかも作品とともに展示されています!
受験生の作品?1年生の作品と見比べると、確かな成長の跡が!学生を伸ばす大学を自負するのも頷けます!(ええ、自画自賛ですよ)
高校では岩絵の具など日本画について学べる機会も限られますよね???。
でも大丈夫!日本画の世界の入口として実際に体験できちゃうワークショップもありました!
そうしているうちに、長沢先生によるコース説明が始まりました! コレを聞けば、日本画の魅力にどっぷりです。
続いて、洋画コース!
テンペラなどの古典技法から3DCGやデジタルイラストまで???。さまざま表現方法についての濃密で多様なカリキュラムが紹介されています。恐るべし!守備範囲の広さ!2月の卒展などでは、その多様性に満ちた表現を目にすることができますよ。
こちらでも室井先生によるコース説明が!芸工大ならではの魅力、芸工大だからこその魅力が凝縮されたお話しでした!そもそも、芸工大には“ならでは”があり過ぎて、当たり前に感じてしまっている今日この頃。美大としての成り立ちも、スタンスも、どこの大学とも似ていません。過去の延長線上に作られた大学ではない、唯一無二の大学だからこそ、 “ならでは” に溢れています。
そして、個別相談では先生にさまざまな質問?相談だけでなく、講評もしてもらえるので、更なるレベルアップのチャンスでもあるわけです!!
さらに進むと版画コース。実は、じっくり見ると新しい発見だらけの分野。小学生くらいの時に木版画やゴム版画をやった高校生は多いようですが、そこで止まってますよね???。
そんな方こそ是非!
あれもこれも、日常生活は版画だらけ。Tシャツのプリントも版画(自分でやってみたいよね)、お札だって版画(自分でやっちゃダメね)。私たちは版画ナシでは生きられない!
そう!思いのほか関わりが広いのが版画の世界!プライマルイメージとのギャップに驚く人が続出する代表格が版画コース。それ故、入学後に本格的に版画デビューする人も多いんですよね。
先生方でさえもともとは油彩画出身の人だっているくらいで。やってみないとわからない!
アーティストでもあり、職人でもあり、デザイナーでもあり???。んー、深く広い。
今回来れなかった方は、2月の卒展で実際に見ていただきたいものです!やっぱ生じゃなきゃ伝わらないので!
そして、この芸術実習棟に併設された芸術”研究棟”には総合美術コースのブースが。
美術科の中では異色の存在。みなさんの中にも「美術の時間が楽しい!」「誰かと共有したい!」、そんな想いを抱いたことがある人も多いはず。
自身の表現のための美術だけではなく、美術を中心に置きつつ、誰かと誰かを結びつける。美術を学校教育に生かしたり、生涯学習の講座に生かしたり???。さまざまな美術に関わるワークショップを手掛けることで、社会と繋がることもできる。
こんな美術との関わり方もあるんです。
ここで見ていただきたいのが、作品ではなく、そのプロセスや関わり方ですね。プロジェクトそのものが成果物という、新しいアートの可能性を見ることができるはずです!
北側エリア最後の紹介は、新実習棟(夢の創造空間!)に構える立体系美術のコースたち!
最初は、工芸コース!
時に繊細に、時に大胆に??。人の手が作り出すモノの極限を体験できる分野です。
もし筆者がなにかしらの奇跡で高校生に戻れたら(絶対ない)、確実にやってみるのが、陶芸かな。佐々木先生に「陶芸向きの手をしている」と言われたことがあるので?(単純)
金工、陶芸、漆と一つのコースで多くの表現方法を学べるのが魅力なんですよね~。
ちょうど、深井先生による総合型選抜入試[専願体験型 ] の説明が始まりました!
ふむふむ、なるほどなるほど。美術、工芸未経験者でも取り組めそう!(どうしよ、受験しようかな。学長 どうにかなりませんか?)
建物を2階に上がると、テキスタイルコース。
何度来てもここからの景色には見惚れる??。本館からは遠いけど、そこから望める風景は抜群なんですよね~。ザ?癒し。遮るものがなく、180度の山形市。
左から、雨?曇り?晴れとつの3つ天気が一度に見えることもあります。
さてさて、演習室に入るとコレまた華やかな世界が!
本館7階で開催していたゆかた展『涼風』に展示されていた作品はココで生み出されたのかぁ。華やかな分野を、華やかな学生さんが説明してくれてます?
こちらでも、ちょうど総合型選抜入試[専願体験型]の模擬授業が!
試験だけど、普通に楽しそう~!(すきを見て混ざれないものか???。ダメだ、浮く!)
おや、なにやら外から音が聞こえるぞ???。
その正体は彫刻コース!芸工大では、最も奥地にありながら、圧倒的な存在感!木、金属、石など自然の持つ雄大さをダイレクトに感じる分野は、やはり自然の一番そばにあります!
演習室のすぐ裏には森林公園がある最高の立地なワケです!
たくさんの工具や機材と同様、ツナギも貸してくれます。制服で来てもOK!
いつか溶接作業をしてみたいと思っていたのだが??、こっそり体験できないものか。
実は以外にも女子も多い彫刻コース。女の子が大きなチェンソーで、大きな大木を切り出す姿???。まさに雄大!
実際に体験してみると、意外にもできそうな気がしてきます!そして、学んでみたくなるとういう不思議!
ふぅ~、ここまでの紹介でやっと半分! やっぱ東京ドーム4.4個分の敷地は広いすぎるなぁー。
えっ?東京ドームに行ったことがない? それでは、リアリティーに欠けますね。失礼しました!
和室にすると、142,877畳分の敷地は広すぎます!(←さらにリアリティーがない)
後半へ続く!
後半のデザイン工学部編へ!