2021春のオープンキャンパスレポート②

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2021夏のオープンキャンパスレポート後編です。
さて、お昼を食べ終わった後は、芸術学部の学科をまわっていきます!

もう一度本館の中を通り、図書館側の出口へ。自動ドアを出てすぐ左手にある図書館の2階が「文芸学科」のブースです。

文芸学科は小説、評論、エッセイ、記事、漫画、編集について学ぶことができます。図書館の中に教室があるため、すぐ近くに大量の蔵書がある最高の環境です!

ブースには、学生と教員が制作に関わった書籍がずらりと並びます。
特に、文芸学科が発行する文芸誌『文芸ラジオ』の第7号はオープンキャンパスにて先行販売を行いました!現在は全国の各書店で購入することが出来ますよ。

教室では、人気のライトノベル作家さんのトークイベントが行われていました。つい先日アニメ化した作品ということもあり、高校生で大賑わいです。

なお別日には、作家として活躍している卒業生のトークイベントもあり、在学中のお話や、執筆の裏話等を聞くことができました。文芸学科では、作家として活躍している卒業生も多数おり、在学中から作家デビューを果たす学生もいるんです。

さて、また本館を通って、学生食堂のすぐお隣の「文化財保存修復研究センター」へ行ってみます。

こちらには美術作品の保存や修復について学べる「文化財保存修復学科」と、歴史、民俗?人類学、考古学、歴史遺産マネジメントについて学ぶことができる「歴史遺産学科」のブースがあります。

まずは「歴史遺産学科」へ。おや、屋外で何かをしている…

土器を…作ってます!(マスク越しでもわかる良い笑顔)

歴史遺産学科では、いわゆる座学と呼ばれる書籍や論文から知識を得るだけの学び方ではなく、実践的な学びに特に力を入れています。
自分の身体を動かし、実際のフィールドに飛び出してリアルな体験で得た気付きを学びに変えていきます(学科の専門授業の約半分は実習とフィールドワーク!)。

教室の中には、学べる分野を紹介する展示があり、学生が自分たちの体験をふまえながら解説を行なっていました。

同じ建物内には「文化財保存修復学科」のブースもあります。
文化財保存修復学科では、絵画(東洋?西洋)保存修復、立体作品保存修復、保存科学について、研究から実際の修復処置までを専門的に学ぶことができます。
実際の作品の修復に携わりながら、実践的に保存修復について学べる学科は国内でも珍しく、日本全国から学生が集まります。

西洋絵画保存修復室では、「スグラフィート」という伝統的な装飾技法を体験できるワークショップを実施。学生スタッフから手順の説明を受けながら、細かい作業に没頭している高校生の姿も見られました。
専門性の高いイメージがある学科ですが、学生が丁寧に分野についての説明をしていましたよ。

建物を出ると学食前の「シャトルカーのりば」の前にシャトルカーが!
飛び乗ると数分で「新実習棟エリア」へ到着!(もちろん、歩いても行けますよ~)

ここには、美術科のテキスタイル?工芸?彫刻コースのブースがあります。

「テキスタイルコース」では、染織やファッション、テキスタイルデザイン、ニット技法等について学ぶことができます。

「テキスタイル制作体験」では、日本の伝統的な染織技法の一つ「型染め」を体験することができます!
また、卒業制作の作品の展示や、授業カリキュラムの紹介展示もありました。

ちなみに山形は、有名な繊維会社が多くある繊維産地でもあります。また、紅花染めに使用される紅花も山形の特産品です。実は山形は、テキスタイルを学ぶにはピッタリの土地なんです!

すぐ隣には「工芸コース」のブースがあります。工芸コースでは、陶芸、金工、漆芸の3つの分野を学ぶことができます。

「工芸制作体験」では、ジュエリー制作やろくろ回し、蒔絵など、普段なかなか体験することができないものづくりを気軽に体験することが出来ます。学生スタッフが丁寧にやり方を教えますので、経験がない人でももちろん大丈夫です!

テキスタイル?工芸コースから、更に奥に進むと「彫刻コース」のブースがあります。彫刻コースでは、木彫、石彫、金属彫刻等の分野を学ぶことができます。

屋外スペースには学生の作品が並び、先生や学生スタッフがそれぞれの作品を解説していました。

「彫刻体験」のコーナーでは、チェーンソーやノミ等を使ってワイルドな作業を体験!ツナギや道具を貸し出していますので、ふらっと立ち寄っても大丈夫です。(貸出品は貸し出す前にすべて消毒済です。)
ぜひ多様な素材でダイナミックな制作体験をしてみてください!

新実習棟エリアを見終わったら、そのまま歩いて芸術実習棟へ向かいます。階段を下り、小川に架かる橋を渡り…徒歩5分弱。

こちらには、美術科日本画?洋画?版画コースのブースがあります。と、何やら建物前で人が集まっています。

「日本画コース」入試模擬体験が、屋外で行われていました!
日本画コースの総合型選抜入試[専願体験型]の内容はずばり「写生」なんです。
入試当日は室内から屋外を描く予定ですが、本日は天気も良いこともあり屋外での実施。
みなさん思い思いの場所で写生を行い、時おり先生がアドバイスをしていました。(実際の試験でも、先生がアドバイスをしながら行います。)

建物の中に入るとすぐに日本画コースのブースがあります。
教室内には、過年度の入試作品が壁一面に貼られていました。
また、ワークショップでは岩絵の具や箔などの日本画に使われる素材を使ったポストカード作りが体験できました。

日本画コースから先に進むと、「洋画コース」のブースがあります。とにかく廊下や教室内に作品がずらりと並んで圧巻です。
教室の中では先生が個別相談や作品講評を行なっています。
ちなみにどの学科コースでも作品講評OK!ぜひぜひ作品を先生にみてもらってください。

入試模擬体験では、実際にモチーフを描きながら、描き方のコツを先生が伝授
先生が優しく教えながらの、終始アットホームな雰囲気でした。
なお、この教室に展示されているのも、学生の卒業制作作品です。

建物1階の突きあたりまで進むと、「版画コース」のブースがあります。
学生作品が展示されている教室では、一点一点の繊細な表現につい見入ってしまいます…。

版画というと、みなさんも小学校の時に木版画に取り組んだ経験があるのではないでしょうか?
もし版画のイメージがそこで止まっていたら、もったいない!
ぜひ一度、本学で版画作品を間近で見てみてください。
白黒だけではなく、カラフルな版画作品もありますし、銅版画やスクリーンプリント等、様々な技法があるんです。作品を間近で見るとその表現の豊かさに衝撃を受けること間違いなしです!

芸術実習棟のすぐ隣、芸術研究棟には「総合美術コース」のブースがあります。大きなバナーが目印です!
総合美術コースでは、アートワークショップやアートプロジェクト、造形基礎、社会教育等を学び、アートを社会にどう結び付けていくか、役立てていくかを考え、実践していきます。

ワークショップでは、学生が考え実際に美術館や小学校で行なったワークショップを体験することができます!
どのような目的で作られたワークショップなのか、学生が説明してくれますよ。
美術の楽しさを実感できるワークショップをぜひ体感してみてください。

また、個別相談ブースには常に賑わい、入試や詳しいカリキュラムについて等の質問に先生方が優しく丁寧に答えていました。

さてさて、これで16学科コースすべてをまわり終えました!

みなさんもお目当ての学科コースを全て見終わったら、アンケートを記入して本館1階受付に提出しましょう!スタッフとお揃い(色違い)のオリジナルTシャツがもらえちゃいます。
また、3学科コースをまわるスタンプラリーも、スタンプを集めたら本館1階受付へ。オリジナルグッズをプレゼントします!(なお、どちらも数に限りがあります。)

最後に、帰りの無料送迎バスに乗車する人は、各出発時刻の10分前までには必ずバスロータリーに集合してくださいね~!

ということで、東北芸術工科大学のオープンキャンパスはいかがだったでしょうか?
ちなみに、どの学科コースのブースも内容盛りだくさんですので、1日で全ての学科コースをまわるのはかなり大変です。

ただ、できるだけ多くの学科コースをまわり、自分がこれだ!と思えるような学科コースに出会って欲しいと考えています。
ぜひ、来場前にオープンキャンパス特設サイトパンフレットでイベント内容をチェックして、当日のルートをなんとなく決めておくことをおすすめします!

それでは、スタッフ一同、次回のオープンキャンパスでお待ちしています!

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